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Photoshop 機能一発で青空を合成する!晴れを演出する小技も。

母に「ブログのトップページに載せている写真にこれを使いたい」と、エンドウの花の写真をもらいました。
くもりの日に撮ったスマホの写真で、スマホも最近のものじゃないので、画質もそこそこです。

今回はこれを、晴天の日に撮ったかのように加工したいと思います。

1、トーンカーブをあげて全体的に明るく

スマートオブジェクトでない場合は、レイヤー右クリックでスマートオブジェクトにしておいてください。
Cmd+Mでトーンカーブをあげます。ちょっと明暗が欲しかったので、ポイントを二つ作りました。
葉っぱに合わせていい感じのとこで止めます。

ちなみに、葉っぱに合わせると、主役の白い花の色が白く飛んでしまいました。
もともとそんなに繊細な画像ではなかったので細かいところは見えないんですが、
主役が白飛びしてるのはよくないので、マスクでトーンカーブがかからないように調整します。

空はあとで差し替えるので、色が飛んでても大丈夫です。

2、青空を合成する

曇りの日もあっという間に晴れた日に。そう、フォトショップならね。
これが書きたいがためにこのブログを書きました。

2020年10月に導入された機能です(v22.0)。

画像のレイヤーを選択し、

編集 > 空を置き換え

でてきたダイアログで空を選び、OK押すだけ。
AIが写真から空を抽出し、レイヤーマスクを作って空を配置してくれます。

これがなければ、普通は茎と葉っぱのあいだに細かく選択範囲を作ってマスクをちくちく作らないといけないのですが

空一発認識。すごい。AIが怖い。

…とはいえ、ちょっと花の白い部分まで空と認識された部分もあったので、そこはマスクを調整。

3、ハイライトと影を作る

これだけでもいいですが、これだけだと晴れてるわりには草花がのっぺりあっさりしています。
草花とは、晴れている時は、もっと生き生きしているものです。

本当に晴れた日にとったもの

おおげさにはこんな感じで、ポイントは光と影。
ということで、ハイライトと影を作ります。

ハイライトと影は、それぞれ新規レイヤーを作って画像の上に配置し、ブラシで塗ります。

  • ハイライト → 白 レイヤーはオーバーレイで
  • 影 → 黒 レイヤーはソフトライトで

だいたい右上のほうに太陽があるという想定で、なんとなく塗ります。

レイヤーの透明度も状態をみながら調整します。
ハイライトやりすぎは禁物です。影は結構濃くても大丈夫。

メリハリが出ると、天気が良いように見えます!

まとめ

ハイライトと影はなかなかコツが要ります。
画像加工について、お手本になったのがこの本でした。ほんまによかったこの本。

それにしても、「空を置き換え」がこんなにすぐ使えてびっくりしました。
空を置き換えるまでの加工時間は2分くらいでした。
もうちょっと複雑な画像だったら、空の選択範囲にもうちょっとミスが出たりするかもですが、
それでも今回みたいに、物体の隙間から空がチラチラみえるような画像では重宝します。

最近、フォトショップの新しい機能でニューラルフィルターというのもありますね。
またやってみようと思います。

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